【白梅賞】素質馬・フルレゾン逆襲だ!陣営「背中がいい 長くいい脚を使える」

2024年1月23日 05:29

デイリー杯2歳S10着から反撃を期すフルレゾン

 京都の土曜9Rに行われる白梅(しらうめ)賞も大物が出る1勝クラスだ。98年に1番人気で鼻差2着に敗れたスペシャルウィークがダービー馬となり、03年1着ネオユニヴァースは皐月賞&ダービーの春2冠に輝いた。牝馬でも05年2着エアメサイアが秋華賞を制している。

 今年はデイリー杯2歳S10着から反撃を期すフルレゾンに注目。前走は道中で折り合いを欠いたことが敗因で、担当の山田助手は「前回はまともに競馬ができていないので」と力負けでないことを強調した。

 2走前の未勝利戦で後方追走から直線、大外に出して差し切ったように潜在能力は高い。2歳上の半姉カイカノキセキは21年函館2歳S2着馬で、1歳上の半兄ペンティメントは14日に中山2勝クラスを断然人気で突破した。「背中がいいですし、長くいい脚を使えますよね」と素質を評価する。

 前走後は間隔を空け、2カ月ぶりの今年初戦に向け乗り込んできた。「以前ほど掛かる面を見せていない」とここまでの調教を振り返り「それが競馬でどう出るかですね。折り合いをつけられれば」とポイントを挙げた。池添厩舎から阪神JF4着馬サフィラに続く牝馬のクラシック候補誕生なるか。ここが試金石の一戦となる。

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