【東京新聞杯】リバティアイランドに迫ったマスクトディーヴァ 傾向もマッチするG1組4歳牝馬
2024年1月30日 05:26 過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。東京で行われる古馬マイルG3「東京新聞杯」を分析する。昨年は2着馬ナミュールがマイル王まで上り詰めた。今年も飛躍が期待される注目馬が集結したが、3冠女王リバティアイランドに迫ったあの馬で堅そうだ。
【性齢】
牝馬の活躍が顕著。出走数は全体の約14%と多くはないが、【4・4・2・11】で勝率19・0%。3着内率は驚異の47・6%を誇っている。直近6年連続で馬券に絡んでおり、牝馬狙いが基本。年齢別では4歳勢が【4・5・4・27】で上位の半数を占める。5歳は【2・3・5・29】と押され気味で、6歳【4・1・1・31】の方が勝率はいい。7歳以上は【0・1・0・31】と苦戦傾向。
【前走】
クラス別は両極端の傾向。前走G1の実績組【5・3・2・16】と勢いに乗る3勝クラス組【4・1・0・8】で計9勝を挙げている。しかも前走が牝馬限定G1なら【3・2・1・1】と大活躍。一方、距離別では前走マイル【6・6・5・79】、前走から短縮が【4・4・2・28】で連対した全20頭が該当する。
【脚質】
東京コースの長い直線での末脚比べ。注目は前走の上がり3F順位だ。1位だった馬が【4・4・11・4】と強い。2位【0・1・1・11】、3位【1・2・0・13】は一気に成績が落ちる。突き抜けた瞬発力が好走ファクターとなる。一方で昨年のウインカーネリアンのような逃げ切りが3例あり、いずれも前走で逃げていなかった。単騎逃げが見込める馬がいる場合は押さえておきたい。
【結論】
マスクトディーヴァには逆らえない。前走の秋華賞ではリバティアイランドを抑えて上がり3F最速(33秒5)をマーク。傾向にマッチする4歳牝馬のG1実績組。距離短縮もレースの性質上、不問だ。