【京都記念】実績上位 4歳ベラジオオペラが中心

2024年2月6日 05:27

京都記念の年齢別成績

 過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。今年は4年ぶりに京都を舞台に行われる伝統G2「第117回京都記念」を分析する。一昨年に12番人気のアフリカンゴールドが逃げ切ったかと思えば、昨年はドウデュースが1番人気に応えV。今年は波乱か、はたまた平穏か…。データの狙いは、4歳のあの馬だ。

 【性齢】
 4&5歳が4勝で世代トップと若い世代ほど好成績を残している。ただ、この2世代を比較すると4歳が【4・6・3・18】で連対率32%に対し、5歳は【4・0・4・17】と連対率16%。出走頭数を考慮すれば圧倒的に4歳が優勢だ。昨年は1着ドウデュース、2着マテンロウレオ、3着プラダリアが上位を独占。中心はこの世代と考えて良さそう。注目は過去10年で牝馬が2勝、2着3回の好成績を残す。20年クロノジェネシス(G14勝)、21年ラヴズオンリーユー(G14勝)がいずれもV。G1勝ち、連対実績のある牝馬は積極的に狙っていきたい。

 【実績】
 今後のG1を見据えたステップレース。重賞実績は重要なファクターになる。過去10年の勝ち馬10頭中、8頭が京都記念V以前に重賞で勝利を収めていた。18年クリンチャー、22年アフリカンゴールドがここで重賞初制覇を飾ったが、前者は前年の菊花賞2着や皐月賞4着とG1での好走例があった。重賞未勝利でもG1で勝ち負けした実績があれば軽視はできない。

【脚質】
 阪神開幕週に行われていた過去3年とは異なる。今年は年明けから2開催目となった京都の馬場に舞台を移すが、過去10年で4角3番手以内の好位から運んだ馬が【8・3・4・20】と器用に立ち回れる先行力が上位争いへのキモになる。

 【結論】
 前述の3項目で最もデータ有利なベラジオオペラを揺るぎない本命候補として取り上げたい。近年で好結果を量産する4歳に加え、昨年のダービー4着を筆頭にスプリングSなど重賞2勝の実績が光る。当日の馬場を考慮して行って良し、控えて良しの自在性がある立ち回りも魅力。次点には5歳牝馬でG1での実績があるルージュエヴァイユをプッシュしたい。

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2024年2月6日のニュース