【弥生賞ディープ記念】シリウスコルト 馬体進化 宗像師「成長しているんでしょう」
2024年2月28日 05:29 シリウスコルトが皐月賞優先出走権を懸けて挑む。宗像師が「体は今回も増えると思います。先週で490キロ台。成長しているんでしょう」と目を細める進化が武器。昨夏新馬V時は448キロだった馬体重が40キロ近く増えた計算。前走ホープフルS(6着)は内から粘り強く伸び見せ場十分だった。
厳寒期は充電。三浦が騎乗した1週前追いはWコースで6F84秒3~1F11秒5(馬なり)。上々の伸びを見せた。「休ませてトモ(後肢)の疲れも取れて良くなりました。ハミ受けに難しい面はありますが、そのあたりも先週は改善されていました」と力を込めた。
バランスオブゲーム、フェイムゲーム、高松宮記念優勝馬ナランフレグなど多くの名馬を育てた指揮官は来年2月で定年引退。今年が“ラストクラシック”となる。
「レース中に馬がカラスを見つけて、見ているうちに落ち着いたんだ…」。田中勝春(現技術調教師)の名フレーズで02年弥生賞を制したのはバランスオブゲーム。昨秋の芙蓉Sを快勝した舞台で、偉大な先輩に続く。