【高松宮記念】ビッグシーザー 父子4代G1制覇へ!促してからの反応良くなった

2024年3月22日 05:23

雪の中、運動へ出発するビッグシーザー(撮影・亀井直樹)

 ビッグシーザーが悲願のG1制覇へ全力投球の構えを見せる。近2走で完全復調をアピール。木下助手は「今年に入って前進気勢が強くなって、よりスプリンター色の強い走りになってきました」と変化を伝える。

 年明け初戦の淀短距離Sで昨年マーガレットS以来となる勝利を飾ると、前走オーシャンSは2着。中団からしぶとく脚を伸ばし、これまでの先行スタイルを一新。競馬の幅が広がった。木下助手は「勝負どころで挟まる不利がありタフな競馬になったが、しまいはいい脚を使ってくれた。控える形で結果を残せた収穫の多いレースだったと思います」と振り返った。

 父子4代JRA・G1制覇の偉業達成が懸かる一戦。曽祖父サクラユタカオー(86年天皇賞・秋)、祖父サクラバクシンオー(93&94年スプリンターズS)、父ビッグアーサー(16年高松宮記念)から豊かなスピードを受け継いだ。

 木下助手は「トップスピードに乗るまでの瞬発力がたけていて脚も速い。促してからの反応が良くなったことで、前走の末脚が使えるようになってきたのでは」と成長ぶりに目を細めた。22年9月、中京芝1200メートルの未勝利戦で1分7秒9の2歳コースレコード勝ち。そこから破竹の4連勝を飾った逸材が今度はG1の舞台で大仕事をやってのける。

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