09年日本ダービー2着リーチザクラウン死す…18歳、肺水腫のため
2024年3月29日 20:28 09年ダービー2着リーチザクラウン(父スペシャルウィーク)が29日、けい養先となる北海道新ひだか町のアロースタッドで死んだことが分かった。前日夕方から具合が悪くなり、この日朝に安楽死の処置が取られた。死因は肺水腫。18歳だった。
現役時代は栗東の橋口弘次郎厩舎所属でデビューし、通算26戦4勝(重賞は09年きさらぎ賞、10年マイラーズカップの2勝)。13年から種牡馬となり、産駒のキョウヘイは17年シンザン記念制覇、クラウンプライドは22年UAEダービー、23年コリアカップを制した。今年は9頭に種付けを行っている。
▽肺水腫 肺を取り巻く毛細血管から水分が漏れ出し、肺の中に水がたまる状態のこと。発症すると酸素の取り込みが十分にできなくなるため息苦しさや喘鳴(ぜんめい)などの症状が表れ、進行すると呼吸状態が悪化し、低酸素状態に陥って意識を失うことも少なくない。