【ヴィクトリアM】ウンブライル絶好舞台 父ロードカナロア譲りの末脚爆発だ!

2024年5月6日 05:00

ヴィクトリアM出走馬採点表

 過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」は5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬に迫る。今春は大阪杯ベラジオオペラから桜花賞ステレンボッシュ、皐月賞ジャスティンミラノ、天皇賞・春テーオーロイヤルと4連勝。NHKマイルCのアスコリピチェーノも2着、絶好調は続く。今週のマイル女王決定戦「第19回ヴィクトリアM」は阪神牝馬S2着から臨むウンブライルが最高得点となった。

 【年齢】
 現在主流のクラブ所有牝馬が6歳3月を引退時期に設定していることもあり、4歳【3・6・3・61】と5歳【5・3・6・56】の2世代が中心。昨年はソングラインとソダシの5歳ワンツーで、近年は5歳がわずかに優勢か。6歳は【1・1・1・24】と狙いづらい。

 【前走着順】
 14年ヴィルシーナ(阪神牝馬S11着)、15年ストレイトガール(高松宮記念13着)、昨年ソングライン(1351ターフスプリント10着)が前走10着以下から巻き返して優勝。前走6~9着だった馬も3勝をマークしている一方、前走1着馬は【0・3・0・36】と大不振。負けていればいるほど好評価?

 【前走距離】
 出走頭数も多いが1600メートル組【4・7・4・64】が主軸。21年グランアレグリアが勝利するなど2000メートル組も【1・1・2・7】と悪くない。1800メートル組は【1・2・1・38】と微妙。

 【馬体重】
 全10勝が499キロ以下の馬で、500キロ超の大型馬は【0・2・1・14】と不振。460~479キロが最多5勝を挙げ、連対率では480~499キロがトップ。開幕序盤の東京芝で求められるのはパワーより切れ味だ。

 【種牡馬】
 ディープインパクト産駒が【3・4・4・41】と圧倒的な数字を残してきたが、今年はフィアスプライドの1頭だけ。その他に勝利を挙げた種牡馬はフジキセキ、クロフネ、キズナ、ステイゴールド、ハービンジャー、ロードカナロアとなっている。今年、前述6頭の産駒はウンブライル(ロードカナロア)、コンクシェル(キズナ)、ナミュール(ハービンジャー)の3頭だ。

 【結論】
 合計得点トップは90点の4歳ウンブライルだ。東京マイルは昨年NHKマイルC2着と好走。得意舞台で父ロードカナロア譲りの末脚を爆発させ初戴冠を果たす。(データ班)

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