【中京記念】アルナシーム軽快 橋口師「手前の替え方がスムーズで走りも滑らか」

2024年7月19日 05:25

横山典弘騎手が騎乗し、速い時計をマークしたアルナシーム

 捲土(けんど)重来を期して3年ぶりに重賞へ。サマーマイルシリーズ第2戦「第72回中京記念」は18日、出走馬が確定した。エプソムC5着から参戦するアルナシームもCWコース単走で最終追い。3週連続で横山典が稽古をつけ、軽快に駆け抜けた。

 アルナシームが待望の初重賞に手を届かせる。9度目の重賞挑戦。タイトルへの要求は、もはや渇望に近い。3戦連続のコンビとなる名手・横山典が3週続けて稽古をつけ、惜しげもなく愛情を注ぎ込まれた。

 最終追いはCWコース単走。時計うんぬんではなく馬との呼吸を重要視。多少は行きたがる面もすぐに収まって終始、馬なりで6F80秒0~1F12秒6をマーク。橋口師は笑顔だ。

 「今朝はサラッと。手前の替え方がスムーズで走りも滑らか。本当に具合は良さそうです。ジョッキーも先週より動きは良くなっていると言ってくれました」

 指揮官が手前に言及したのには理由がある。前走のエプソムCも状態面は最高だったが「コーナリングがひと息で直線に向いても手前をスッと替えられなかった」と振り返る。一瞬のぎこちなさが5着に甘んじた理由。今回は実績ある右回りで条件が好転する。

 「いかにリズム良く行けるか。1800メートルなら悪いポジションにはならないし、以前と比べて折り合いの心配もない。できれば内枠が当たって楽にポジションを取れたら。時計は速くなればなるほどいい」

 夏場のタイトルを手土産に秋はG1に切り込む。快進撃はここからだ。 (オサム)

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