【スプリンターズS】ビクターザウィナーを管理するシャム師「動きはとても良い。馬が楽しんでいる」

2024年9月26日 05:30

会見を終えポーズをとるモレイラ(左)とシャム師(撮影・郡司 修)

 秋のG1開幕戦「第58回スプリンターズS」(29日、中山)の最終追いが25日、東西トレセンと中山競馬場で行われた。今春の高松宮記念(3着)に続く2度目の来日となる香港馬ビクターザウィナーは、初コンビで日本競馬を熟知するジョアン・モレイラ(41=ブラジル)を背に実戦と同じ中山芝コースで力強い走りを披露。今春安田記念をロマンチックウォリアーで制したチャップシン・シャム師(64)も、再びの日本馬一蹴に意気上がる。

 【シャム師に聞く】
 ――今朝の動きは?
 「強くはやっていないが、ジョッキーが乗ってくれて、動きはとても良く、調子がいいなと感じた。馬が楽しんでいる感じ」

 ――近2戦が案外。
 「体格的に大きくないので前走は重量(61キロ)も重かった。序盤から飛ばす馬なので6月時点では少し疲労もあった。いい夏休みになったと思うし、フレッシュな時はパフォーマンスがいい馬」

 ――高松宮記念は坂を気にしたとの話もあった。今の中山芝は速い時計が出るが。
 「坂は中京の経験もあるし、今は中山で準備もできている。賢い馬だから対応してくれると思う。中山の良馬場にも…ね」

 ――理想は逃げ?
 「スタートが速い馬が他にいることは把握している。枠順が出てから作戦は決めたい」

 ――安田記念に続く優勝を期待。
 「日本の競馬が大好き。香港から輸送時間も4時間で利便性もいい。賞金も魅力。ロマンチックウォリアーは香港馬では18年ぶりの(安田記念)勝利。日本で勝つのは簡単ではない。それでも、香港馬を日本で勝たせたいという気持ちが強くあります」

特集

2024年9月26日のニュース