【船橋11R・マリーンカップ】テンカジョウ 差し切って重賞初V 岡田師「次はJpn1へ行く」

2024年9月26日 21:09

5馬身差で圧勝したテンカジョウ

 3歳牝馬限定重賞の「第28回マリーンカップ」が26日、船橋競馬場で行われ、2番人気のテンカジョウが直線差し切り優勝、3連勝で重賞初制覇した。同馬には「第14回JBCレディスクラシック」(Jpn1、11月4日、佐賀)への優先出走権が与えられた。2着にクラヴィコード、3着にザオが入り、1番人気のアシモシエラは4着。

 前走はゲートを出なくて7、8馬身遅れたスタートだったことを考えればこの日はほぼ互角。二の脚が付かなくて後方2番手の追走になったが、この馬にとっては十分過ぎるくらいだった。向正面でコースロスなく内ラチ沿いを通ってポジションを上げていく。4コーナーでザオとアンモシエラの直後に付けると直線はその外へ進路をとった。残り200メートルから右ステッキの連打。あとは差を広げるばかりでゴールでは5馬身差をつけていた。

 「ナイターと左回りが課題だったが大丈夫だった。1コーナーのハミの取り方が良かったし、いいリズムで走れた。最後もちゃんといい脚を使ってくれた」と国分優も喜色満面。岡田師は「まだ馬も緩いし、これからもっともっと良くなってくる。次は権利を獲ったJpn1へ行く」と明言。勢いに乗った3歳が女王襲名へ名乗りを上げた。

 ◇テンカジョウ 父サンダースノー 母フィオレロ(母の父エンパイアメーカー) 牝3歳 栗東・岡田稲男厩舎 馬主・河内孝夫氏 生産者・北海道浦河町の杵臼牧場 戦績5戦4勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金5740万円。

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