【スプリンターズS】ナムラクレア 動きに好感触!ラスト1F11秒7、長谷川師「活気あった」

2024年9月26日 05:26

坂路で追い切るナムラクレア(撮影・亀井直樹) 

 我慢の最終リハ。ナムラクレアは長谷川師が自ら手綱を取り、坂路で単走。序盤、中盤は精神面を考慮し折り合いに専念する。手綱をグッと握ったまま残り1Fに差しかかったところでギアを上げた。滑らかなフォームで加速ラップを刻み、4F53秒6~1F11秒7をマーク。長谷川師は「活気があった。先週(坂路4F50秒4~1F12秒0)がかなりのハードワークだったし、これ以上はテンションを上げたくない。微調整でリズム良く、を心がけた。いい感触で上がって来られた」と納得の表情を浮かべた。

 前走キーンランドCは道中5番手から手応え十分に直線に入ったが内ラチ沿いで窮屈なシーンがあり、バランスを崩した。不完全燃焼の5着。「最後は狭いところに入って行くような形で厳しい展開だった。結果もそうですが思ったより(状態が)上がらない状況で毛ヅヤもひと息。何とかレースに間に合ったところだった」と振り返る。あくまで本番を見据えた前哨戦。1度使われた上積みは大きい。

 スプリンターズSは22年5着、昨年3着に続く参戦となる。指揮官は「正直、私の判断としては過去2年のスプリンターズSはナムラクレアのレースができていない。自分のレースをしてほしい」と思い描く。主戦である浜中の騎乗停止により、横山武との新タッグで挑む。年齢を考えれば、残されたチャンスはそう多くはない。横山武は「急きょ代打という形ですけど依頼を頂き、うれしく思いますし結果を出さなきゃいけないという思いです」と意気込んだ。経験豊富な5歳牝馬が8度目のG1挑戦でビッグタイトル獲得を目指す。

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