【園田11R 園田オータムトロフィー】マルカイグアス 豪快に差し切って重賞3V

2024年10月10日 18:53

園田オータムトロフィーを制したマルカイグアス(左)(撮影・後藤 正志)

 園田競馬の「第7回園田オータムトロフィー」は10日、11Rの1700メートル戦で争われ、鴨宮祥行騎乗の1番人気・マルカイグアス(牡3=橋本明、父マクフィ)が豪快に差し切り1着。昨年12月31日の園田ジュニアカップ、7月4日の兵庫優駿に続く重賞3勝目をゲットした。2着はプリムロゼ、3着にファッシネイトパイが入り、3連単は1万2830円(44番人気)で決着した。

 これが兵庫優駿馬の実力だ。マルカイグアスが堂々の走りで制圧した。「強かったです」と鞍上の鴨宮が振り返るように、王者らしい貫禄の走りを見せた。3角で早々と逃げるクラウドノイズをつかまえ先頭に立つと脚色が鈍ることはなく、最後は差し迫ろうとするプリムロゼに対して4馬身差をつけて1着。まさに完勝といえる内容だった。

 鴨宮は「今日は自信を持って、強気で行って、最後まで止まることはないだろうと思って追っていました。これだけの馬に乗せてもらっているので、恥じないように頑張るだけです」と愛馬に絶大な信頼を置き、しっかりと結果を出した。

 管理する橋本明師も「夏をうまく乗り越えて、順調に来ることができました。(鴨宮騎手は)自信を持って乗ってくれていて、慌てなかったですね」と文句なしの勝利に、笑顔を見せた。

 世代No・1の実力を証明し、今後は「園田金盃(12月5日、園田1870メートル)を目標に」と指揮官。次なるターゲットは中距離の一線級が集う地元馬の大一番。今の充実ぶりを考えれば大いに楽しみ。古馬勢を蹴散らして、世代最強に続く兵庫中距離馬最強の称号を手に入れるか。

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