【菊花賞】アーバンシック 4項目で満点 牡馬3冠最終戦もルメール戴冠だ
2024年10月15日 05:30 過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」は今秋も絶好調。スプリンターズSで推奨したトウシンマカオが2着。秋華賞で取り上げたチェルヴィニアがVと勢いが止まらない。牡馬3冠最終戦「第85回菊花賞」(20日、京都)はアーバンシックを推す。
【前走着順】
1着が【4・2・6・47】と優勢で20点。【3・4・3・13】の2着、【2・3・0・15】の3着も好走多数で15点。一方、21年タイトルホルダーはセントライト記念13着からの巻き返し。大敗後の逆転も可能で13着まで10点とする。
【ステップ】
“王道”神戸新聞杯組が強い。【5・4・4・52】で文句なしの満点。セントライト記念組【3・3・2・39】が15点だ。昨年Vドゥレッツァがいる3勝クラス組【1・0・0・5】、ラジオNIKKEI賞組は1勝で並んでおり10点。それ以外は5点。
【上がり3F】
長距離戦だが末脚勝負になりやすい。上がり3F最速(タイを含む)をマークした16頭は【5・5・1・5】。うち10頭が過去に3F32~33秒台を記録していた。3F33秒台以下を使ったことがある馬は20点。十分勝負になる34秒台は15点。
【キャリア】
6戦の馬が【4・2・1・19】と抜けていて満点。5、7戦も各2勝しており15点。18年フィエールマンはキャリア3戦でV。同じく1勝の8戦とともに10点。それ以外は5点。9戦以上の馬は0勝と極端な数になるほど苦戦傾向となる。
【距離実績】
勝ち馬10頭のうち7頭が2000メートル以上で勝ち鞍があった。また、2200メートル以上で馬券内に入ったことがあったのは8頭。長距離経験が結果に直結しやすい。芝11F以上で勝利がある馬は満点20点。3着以内に入ったことがあれば15点。出走経験があれば10点。なければ5点とする。
【結論】
4項目で満点だったアーバンシックが堂々の本命。前走セントライト記念で重賞初V。名手ルメールとのコンビで牡馬クラシック最後の1冠を手にする。(データ班)