【AJC杯】好相性舞台の5歳レーベンスティール!

2025年1月21日 05:16

レーベンスティール

 過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。今週は中山で行われる古馬G2「第66回AJC杯」を徹底分析する。フルゲート18頭に21頭が登録し何やら波乱ムード。昨年の有馬記念で3着したダービー馬ダノンデサイルが参戦するが、近3年は4歳馬が馬券に絡んでいない。今年も高配当を演出する穴馬の出番がありそうだ。

 【年齢】過去10年では6歳馬が最多の4勝をマーク。5歳3勝、7歳1勝と経験豊富な世代が活躍している。4歳馬は2勝だが出走頭数が少なく、連対率26・1%は年齢別でトップ。が、過去3年で言えば明け4歳馬が不発に終わっている。22年1番人気に支持されたオーソクレースは6着、23年も1番人気ガイアフォースが5着。2頭は菊花賞以来だったが古馬の壁に打ち砕かれた。8歳セン馬サクラトゥジュールの重賞制覇(スポニチ賞京都金杯)で幕を開けた今年は例年以上に高齢馬の活躍が目に付く。古馬重賞3レースは5歳以上が勝ち、4歳馬は【0・2・1・5】と未勝利。ここもベテラン勢に注目したい。

 【前走クラス】実力馬の参戦も多く、敷居の高いG2。前走クラス別ではG1組が5勝(海外1頭含む)、G2組が3勝とハイレベルなレースを使ってきた馬が活躍している。G3組は【1・6・4・25】の成績で勝ち切れていないが、馬券の相手にはマークしておきたい。

 【脚質】中山の芝2200メートルが舞台ゆえ、後方一気は至難。おおむね先行有利。過去10年、勝ち馬の最終4角ポジションは4番手以内が9頭。4角5番手以降からの差し切りは22年のキングオブコージ(4角8番手)だけ。直線勝負の差し馬は割引が必要だ。

 【結論】5歳レーベンスティールが中心だ。舞台となる中山芝2200メートルの重賞は2勝と好相性。2走前の24年オールカマーは4角4番手から差し切った。G1天皇賞・秋(8着)からの臨戦過程もいい。穴なら7歳チャックネイトが面白い。G2札幌記念8着以来の臨戦になるが、中10週以上のレース間隔で全5勝を挙げており、休み明けの方がいいタイプ。鞍上は京都金杯を制したキング。人馬ともに当レース連覇が懸かる。

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