【フェブラリーS】エンペラーワケア歴然!底知らず砂9戦連続連対中
2025年2月17日 05:15 いよいよ25年のG1シリーズがスタート。号砲を告げる第1弾はダートG1「フェブラリーS」。過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」は、粒ぞろいのメンバーがそろった一戦を徹底解析。G1初制覇を狙う5歳新星に白羽の矢を立てた。
《年齢》年齢別成績は、4歳【3・1・1・20】、5歳【4・4・5・28】、6歳【3・1・2・27】、7歳上【0・4・2・53】。5歳が最多4勝。連対率(19・5%)、複勝率(31・7%)もトップで20点。近3年で5頭が馬券に絡んでいる。次いで4歳、6歳が3勝。ただ勝率、連対率、複勝率全てで勝る4歳が15点。6歳が10点とする。一方、7歳以上の高齢馬は0勝。信頼度は低く5点とする。
《前走クラス》前走で重賞に出走していることが最低条件。20点は【3・3・2・11】のJRA・G1組。勝率(15・8%)、連対率(31・6%)、複勝率(42・1%)もトップだ。同じく3勝の同G2組【3・1・1・16】が15点。最多4勝を挙げているが好走率はそこまで高くない同G3組【4・3・4・47】が10点。その他は5点とする。
《前走着順》前走1着馬が6勝を挙げており20点。一方、前走凡走からの逆襲劇も多いのがこのレースの特徴で、前走6着以下は4勝、2着3回、3着3回。大敗は買い材料で、前走6着以下を15点とする。10点は複勝率27・8%とまずまずの数字を残す前走2着。それ以外を5点とする。
《脚質》直線の長いコースで決め手比べの印象があるが、このレースは先行馬が強い。逃げ馬は1勝2着1回とそこそこだが、4角2~4番手以内馬は4年連続V。近10年で見ても6勝を挙げている。一方で7番手以下は【3・6・6・71】、10番手以下は【1・2・4・54】、13番手以下は【1・1・4・25】と差し追い込み勢は劣勢。前走で4角通過2~4番手を20点。4角先頭を15点。その他を10点とする。
《実績》馬券内に入った30頭中21頭は東京ダート戦で勝ち鞍があった。府中V経験のある馬を20点とする。残り9頭中7頭には左回りの芝・ダート戦で勝利経験あり。同条件に該当する馬を15点。残り2頭には左回りの芝・ダート戦で連対経験があり、これに当てはまる馬を10点とする。
《結論》5項目中4項目で満点のエンペラーワケアを主役に推す。今回と同条件の武蔵野Sは初のマイル戦でもしっかり折り合いがついて好位を確保し、直線では前が狭くなる不利をものともせず勝利。着差以上の強さを見せた。ダートでは【7・2・0・0】と底を見せておらず、一気に新ダート王の称号をもぎ取る。