【佐賀・第29回たんぽぽ賞】20日発走 ニシノサンストーン重賞初Vへ! 予想印を公開
2025年2月19日 12:00 3歳九州産ナンバー1決定戦、指定交流重賞の「第29回たんぽぽ賞」(九州産JRA3歳1勝クラス以下、九州産地方3歳オープン/距離1400メートル/1着賞金700万円)が20日5R(16時45分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。過去5年は地方(川崎)、JRA、地方(佐賀)、JRA、そして昨年もJRA所属コウユーカメサンヨがV。中央勢強しの印象はあるが、今年は地力的に地方勢も一切ヒケは取らない。
◎⑩ニシノサンストーン 昨年6月小倉芝でデビュー。中央時代は芝を4戦、ダート1200メートルを1戦し未勝利のまま11月に現在の佐賀に身を移してきた。佐賀では3戦目の1番人気に押された1400メートル「たんぽぽ賞チャレンジカップ2歳九州産」で初勝利をマーク。続く年明け1月の1300メートル戦で連勝を果たした。そして前走同月、今大会トライアルレースにあたる1400メートル「JRA交流ミヤマキリシマ特別3歳九州産」は直線で1番人気レーニスと追い比べになったが、競り落として3連勝。勢いはさることながら、前3走は好ダッシュから2番手に付け3コーナーを過ぎて先頭に躍り出るという勝ちパターンを身に着けつつあり初の重賞Vへ期待は膨らむ。
◯⑥ムゾラシカ 昨年6月小倉芝でデビュー。芝を3戦した後、11月福島ダート1700メートル戦で初めて砂の舞台に立ったが13着と大敗に終わった。そこから約2カ月半の休養を挟み、3歳初戦の前走は1月佐賀1400メートル「JRA交流ノカイドウ特別3歳九州産」を選択。同日の「JRA交流ミヤマキリシマ特別」と同じく今大会のトライアルレースで最後方からの競馬となってしまったが、向こう正面でスーッとポジションを上げると最終コーナーでは首位争いの形に持ち込んだ。そして直線で減速することなく抜け出して初勝利をマーク。スタート直後、スムーズさを欠く展開での勝ちっぷりは評価できる。
▲③エイヨーシンワ 昨年6月佐賀でデビュー。翌月1300メートル戦をハナ差で制して初勝利。9月には佐賀1400メートル「九州ジュニアチャンピオン2歳」で重賞デビューを果たしたが7着に終わった。その後は前々走まで1400メートルを5戦、900メートルを1戦するがピリッとしなかった。それでも前走1月「JRA交流ノカイドウ特別」は直線に向いて先頭に立つと最後はムゾラシカにかわされたものの2着に踏み止まり見せ場は作った。ここも底力を発揮したいところだ。
☆①ナイスデスネ 昨年7月門別でデビュー。2戦目の1000メートル戦、4戦目の1200メートル戦を制すると10月門別1700メートル「サンライズカップ2歳」で重賞初挑戦。殿負けに終わったが、続く11月1200メートル戦は上がり3ハロン最速をマークして3勝目をゲット。12月に現在の兵庫へ移籍すると2戦目の園田1230メートル戦で兵庫初勝利を挙げた。今のところ中距離よりは短距離向きの感がある。テンポ良く道中運べれば大仕事はあり得る。
△②チェストイケ 昨年6月小倉芝でデビューし、まだキャリアは芝2戦と前走ダート1戦の計3戦。2戦目の小倉芝1200メートル戦は15番人気ながら4着と掲示板に載った。半年ぶりの前走1月佐賀「JRA交流ノカイドウ特別」は初めてのダートながら1番人気に押された。最内枠でスタートした直後にロスもあって6着だったが、今回と同距離の佐賀を経験したことは大きい。まだまだ底を見せておらず、未知の魅力もたっぷりあって一発が怖い。