【サウジC】高柳大厩舎の遠征で研さんを積む柴田卓技術調教師

2025年2月21日 05:26

サウジに帯同し、高柳大厩舎で研さんを積む柴田技術調教師(中央)(左は矢作厩舎の吉田助手、右は高柳大厩舎の篠田厩務員)(撮影・坂田 高浩)

 サウジで取材を開始した火曜朝、昨年の調教師試験に合格した柴田卓技術調教師(44)の姿があった。高柳大厩舎の厩舎服を着て精力的に動いている。「高柳先生とは調教師試験の勉強を一緒にしていた仲。声をかけてくださってサウジやドバイの遠征に帯同させてもらうことになりました」と経緯を説明。1351ターフスプリントに出走するテンハッピーローズの乗り運動などを手伝い、馬房は矢作厩舎3頭の近くだという。「人も馬も経験が大事だなと思いました。(同馬は前走BCマイル4着に続き)2度目の海外遠征で、担当の篠田さんも落ち着いていると言っていました。矢作厩舎の皆さんも経験豊富ですし、勉強になります」とノウハウを吸収している。

 週末にはドバイに輸送されるテーオーサンドニを迎えるために現地へ。そしてサウジに戻ってレースが終わってから、ドバイで来月1日のスーパーサタデー(メイダン)に行われるバージナハールSに向かう同馬の調教に携わる。忙しい日々にも「今の技術調教師の期間にしかできないこともあるので。できるだけ濃いものにしたいです」と意欲を口にしていた。

特集

2025年2月21日のニュース