【香港QE2世C】リバティアイランド予後不良…3冠牝馬「お嬢さん」天国へ旅立つ
2025年4月28日 05:30 異国の地で23年3冠牝馬にまさかのアクシデントが起きた。リバティアイランド(牝5=中内田)は3角手前で後方から徐々に押し上げ、直線に向いたもののゴールにたどり着けず競走を中止。下馬した川田は愛馬を案じ鼻面に顔をつけた。その後、馬運車で搬送。この日、馬主のサンデーレーシングは公式サイトで左前脚の種子骨靭(じん)帯の内側と外側を断裂しており、球節部の亜脱臼により球節部が地面に着いている状態だったと発表。獣医師より予後不良の診断を受け、安楽死の処置が施された。
デビューから全12戦で手綱を取った主戦の川田が「お嬢さん」と呼び、リバティアイランドの代名詞ともなった。22年のデビューから圧倒的なパフォーマンスでファンを魅了。同年の阪神JFでG1初制覇を飾り、翌23年には史上7頭目の牝馬3冠制覇を成し遂げた。古馬に挑んだジャパンCは当時の最強馬イクイノックスに次ぐ2着に好走。今年初戦のドバイターフで8着に敗れた後は帰国せずに香港入りして調整されていた。海外での初勝利を目指したが、不運のアクシデントで天国に旅立つことになった。通算成績12戦5勝。