【天皇賞・春 展望】阪神大賞典を圧勝したサンライズアースが堂々主役

2025年4月27日 19:38

サンライズアース

 5月4日の京都メインは最強ステイヤー決定戦「第171回天皇賞・春」(芝3200メートル)。京都開催の同レースでは7年ぶりに菊花賞馬不在となったが、多士済々で見応え十分。ここから6月15日の宝塚記念まで7週連続のG1開催。春競馬はますます盛り上がっていく。

 阪神大賞典を6馬身差で圧勝したサンライズアースに注目が集まる。グレード制導入の84年以降、同レースを3馬身以上の着差で制してここに臨んだ馬は8頭おり【4・1・2・1】(勝率50%)と好成績。昨年のテーオーロイヤルは阪神大賞典5馬身差Vからのローテで戴冠を果たした。

 サンライズアースは昨年のダービー4着馬。約8カ月ぶりの復帰戦だった日経新春杯16着から、3勝クラスの早春S2着をへて、徐々に調子を上げていた。前走阪神大賞典はハナを切り、道中は物見をして幼い面を見せていたものの、2周目の向正面で2番手となってからは集中した走り。直線で抜け出した後は後続を突き放すばかり。能力はG1級と言っていい。

 新勢力は他にもいる。同じ4歳馬ヘデントールは昨年青葉賞8着でダービー出走はかなわなかったものの、そこからの快進撃がめざましい。2連勝で臨んだ菊花賞で2着に奮闘し、ダイヤモンドSは4馬身差圧勝。充実期に入っている。

 G1馬のエントリーは2頭。ジャスティンパレスは23年に当レースを制覇。その後もG1で上位争いを続けて高いレベルにある。長距離で2年ぶりの美酒なるか。もう一頭のブローザホーンも昨年の宝塚記念V以来は結果が出ていなかったが、前走阪神大賞典3着で復調の兆し。重量59キロを背負い、中団からしっかり脚を使った。昨年の当レース2着で長距離適性も高い。

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