【ヴィクトリアM】大阪杯11着ラヴェル逆襲だ!全5項目“満点”悲願のG1初制覇に期待
2025年5月12日 05:30 過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」は5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬に迫る。今週のマイル女王決定戦「第20回ヴィクトリアマイル」は中距離路線からの参戦もあって混戦ムードだが、大阪杯11着からの巻き返しに燃えるラヴェルが唯一の満点を獲得。5歳にして、ついにG1タイトルを手にすると結論づけた。
【前走距離】
1600メートル組【5・7・5・68】が主軸。近10年は毎年最低1頭は馬券に絡んでいる。出走頭数は少ないが、21年グランアレグリアが勝利するなど2000メートル組も【1・0・2・8】と3着内率は高い。1800メートル組【1・3・1・36】、1400メートル組【0・0・0・10】は期待薄。1600メートル組&2000メートル組を20点、それ以外を10点とする。
【前走クラス】
馬券圏内の30頭中29頭が重賞組。中でもG1組【4・1・3・22】、G2組【4・3・6・67】の好走率が光る。G3組は【1・6・1・38】で信頼度がダウン。G1&G2組を20点、G3組を15点、それ以外を10点とする。
【前走着順】
15年ストレイトガール(高松宮記念13着)、23年ソングライン(1351ターフスプリント10着)が前走10着以下から巻き返して優勝。前走で6~9着だった馬も、昨年のテンハッピーローズ(阪神牝馬S6着)など4勝をマークしている。前走2~5着馬も4勝。前走1着馬は【0・3・1・33】と不振。前走6着以下を20点、同2~5着を15点、同1着を10点とする。
【位置取り】
4角先頭は【0・0・1・9】。同3番手以内【0・4・3・27】と逃げ・先行馬は結果が出ていない。一方、同4番手以下が【10・67・115】、同7番手以下が【6・5・4・90】で差しが決まりやすい。同10番手以下は【2・5・1・64】で追い込み馬もそれなり。前走4角4~9番手を20点、同10番手以下を15点、同3番手以内を10点とする。
【生産者】
ノーザンファームが【6・5・3・44】と強い。19年から23年までは5連勝を飾っている。他には社台ファーム【1・2・3・20】、社台コーポレーション白老ファーム【1・0・2・6】が好成績。ノーザンファーム生産馬を20点、社台ファーム&社台コーポレーション白老ファーム生産馬を15点、それ以外を10点とする。
【結論】
満点のラヴェルが主役。2歳時から活躍し、昨年のエリザベス女王杯では2着に入った実力馬の悲願G1初制覇に期待した。(データ班)
≪ラスト11秒4の切れ味≫ラヴェルは当コースの22年アルテミスSで重賞初制覇を飾った。思い出の舞台で悲願のG1タイトルを狙う。マイル戦は23年桜花賞11着以来となるが、福岡助手は「広いコースならマイルにも対応できると思います」とジャッジ。1週前追いはCWコースでラスト1F11秒4の切れ味を発揮。「ビシッと攻めました。道中はスムーズに折り合ってラストの伸びも良かった」と好感触を口にした。