【大井競馬 サンタアニタトロフィー】ランリョウオーが重賞6勝目 3番手で折り合いピタリ

2025年7月16日 21:33

久々の重賞制覇を飾ったランリョウオー

 「第46回サンタアニタトロフィー」が大井競馬場で行われた。7番人気の伏兵ランリョウオーが直線早め先頭から押し切って優勝、昨年の金盃以来の勝利で6つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「第36回テレ玉杯オーバルスプリント」(Jpn3、9月23日、浦和)への優先出走権が与えられた。

 「行った馬が引っ張ってくれてレースが流れているな、と見ていた」と小久保師が振り返ったように“作戦”がうまくハマっての勝利だった。

 同じ厩舎のポリゴンウェイヴが行く。スタート直後、ワンダーランド、ティントレットと激しいハナ争いになったが譲らず1コーナーで主導権を握った。

 その後も1F12、13秒台のラップで後続を引っ張る。ランリョウオーは3番手でピタリと折り合いを付けた。手応えの良さに逆らわず4コーナーから仕掛けて直線で早め先頭に立つと右ステッキの連打、後続を振り切った。

 鞍上の本橋は「思い入れの強い馬だし、最近は結果が出ていなかったので勝てて本当にうれしい」と語った。

 今後は「夏を休養に充て、権利を獲ったJpn3へ」(小久保師)とオーバルスプリントに向かう予定。7歳にして復活の走りを見せた古豪のダートグレード獲りが現実味を帯びてきた。

 ◇ランリョウオー 父パイロ 母ファビラスタイム(母の父シンボリクリスエス) 牡7歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・糸井政三氏 生産者・北海道新ひだか町の桜井牧場 戦績36戦13勝 総獲得賞金2億1880万円。

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