【関屋記念】ボンドガール 課題の折り合い面に進歩!重賞初制覇へ態勢は整った
2025年7月24日 05:23 悲願の重賞初制覇へ、態勢は整った。ボンドガールの最終追いはWコースの外めを単走。道中はムキになることなく、直線を強めに追われてラスト1F11秒9でフィニッシュ。課題の折り合い面に進境を示した愛馬の動きに手塚久師は納得顔だ。「よく我慢できていた。負荷をかけたが上がってきた後の息遣いも悪くなかった」と成長を肌で実感していた。
前走ヴィクトリアM(16着)後、陣営は試行錯誤を重ねながら調整を進めてきた。中間はハミをトライアビット(矯正力の強いハミ)に変更。その効果はてきめん。これまで坂路メインだった追い切りから、2週続けてWコースで抑えが利いた走りを披露。指揮官は「2本やれたことが久しぶりだった。進歩ですよ」。1週前追いは5F(68秒7)、今週はさらに1F延長し6F(82秒3)。長めの距離を追い切れたことが進化の証だ。
これまでの重賞成績は昨年の秋華賞を含む2着が5回。無冠の素質馬が新潟の直線を先頭で駆け抜ける。