アレクシ・バデルに短期免許交付 JRA発表 香港拠点に活躍
2025年7月24日 12:54 JRAは24日、香港を拠点に騎乗するアレクシ・バデル(35=フランス)に短期免許を交付すると発表した。期間は7月26日から8月25日まで。身元引受調教師は高野師(栗東)、契約馬主は吉田勝己氏。
フランス出身で近年は香港を拠点に活躍し、2024/25年シーズンは519戦31勝でリーディング10位。23年ワールドオールスタージョッキーズに出場し、JRA初騎乗となった2日間で8鞍に騎乗。ワールドオールスタージョッキーズ第4戦で7番人気フェステスバントを勝利に導いている(JRA8戦1勝)。
父は1991年ジャパンCでマジックナイト(2着)に騎乗したアラン・バデル元騎手、母はフランス初の女性調教師であり00年ジャパンCに管理馬レーヴドスカー(7着)を出走させたミリアム・ボラックバデル師という競馬一家に生まれた。
07年にフランスの見習騎手チャンピオンに輝き、2年目には60勝を挙げてリーディングトップ10入り。15年にアガ・カーン殿下のセカンドジョッキーとなり、104勝(リーディング7位)の成績を残した。
G1初制覇は仏ドーヴィルでノンザに騎乗した18年ジャンロマネ賞。香港ではウェリントンとのコンビで21&22年チェアマンズスプリントプライズ連覇を含むG13勝を挙げ、23年はヴォイッジバブルで悲願の香港ダービー初優勝を果たすなど大舞台でも結果を残している。
今週末の東海S(27日、中京)はエートラックス(牡4=宮本)とのコンビで参戦予定。