【紫苑S】実績光るリンクスティップ信頼
2025年9月2日 05:23 過去10年の傾向から勝ち馬に迫る「up to データ」。今週は秋の中山開幕週に定着した秋華賞トライアル「紫苑S」をクローズアップ。先週の新潟記念は当欄で主役に指名したシランケドが見事な差し切りV。データ班の的確な分析で秋競馬もお任せあれ。
【前走クラス】【5・6・4・26】のG1組が主力。中でもオークスからの直行組が【4・6・4・22】と好走の大半を占め、直近5年で3勝を挙げている。1勝クラス組は【2・1・3・57】、2勝クラス組は【1・2・1・17】で連対馬は全て前走1着からの臨戦だった。
【種牡馬】キズナ産駒が最多タイ2勝と好成績だが、注目はキタサンブラック産駒。過去出走2回と試行回数こそ少ないが、23年ヒップホップソウル2番人気2着、24年クリスマスパレード5番人気1着で連対率100%。大きな存在感を放っている。
【位置取り】4角3番手以内は【5・3・2・27】と好成績。同5番手以内は【7・6・3・47】。一方、同10番手以下は【2・2・5・58】、同13番手以下は【1・0・0・38】と、位置取りが後ろになるほど好走確率は下がる。直線の短い中山で、しかも開幕週に行われる一戦。極端な追い込み馬には厳しく、直線に入るまでにある程度のポジションにつけたい。
【結論】オークス5着のキタサンブラック産駒リンクスティップを推す。前々走の桜花賞は出遅れながら3着。オークスは距離を考えて差す競馬を選択したが、3走前きさらぎ賞で先行して2着と本来は前に行ける馬。本番に向けての叩き台とはいえ、実績面からも譲れない一戦だ。