【ばんえい競馬 ナナカマド賞】ホクセイイワキヤマ重賞初V 渡来心「大接戦を勝利できてホッと」

2025年10月13日 13:11

ナナカマド賞を制したホクセイイワキヤマ(ばんえい十勝提供)

 ばんえい競馬の2歳重賞「第48回ナナカマド賞」は12日、帯広競馬の11R(10頭立て)で行われた。1番人気のホクセイイワキヤマ(牡=坂本東)がゴール前の大接戦を制し、重賞初制覇を飾った。タイム差なしの2着にオレノコクオウが入線した。

 鞍上の渡来心路(36)は「大接戦を勝利できて凄くホッとしています。雨でペースが凄く速くなるなと思っていましたが、その中でもしっかり2回刻んで息を入れて行けたので良かったです。前に行く馬もいましたが、自分のペースでしっかりと息を入れながら行きました。ゴール前はもう必死で追うだけでした。凄く瞬発力のある馬で、息が入れば入るほど障害を下りてからもしっかり歩いてくれるし、まっすぐで真面目な馬です。勝ちたかったレースだったので勝利できて良かったです」と振り返った。

 一方、管理する坂本東一師(72)は「生まれてすぐの頃この馬を見ましたが、その時は目が鋭くて強くなるという印象を感じました。厩舎に入った頃はレースに向き合う感じではありませんでしたが、体格が良かったから調教もこなせていけると感じました。レースに真正面から向き合うタイプではないですが、騎手がタイミングを合わせているのが凄いと思います。ゴール前の接戦は勝ったと思いましたが、一瞬迷いました。この馬は素晴らしい瞬発力があり、メムロボブサップの後継ぎになるのではないかと期待しています」と語った。

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