【阪神JF】巨漢馬ギャラボーグ 7/13抽選突破 マイル戦の速い流れ&瞬発力勝負合う

2025年12月12日 05:28

 重賞勝ち馬が皆無。風雲急を告げる阪神JFに最大の惑星が滑り込んだ。13分の7の抽選をクリアし、巨漢馬ギャラボーグがスタンバイ。強運を追い風に、陣営の鼻息は荒い。山本助手は吉報を素直に喜んだ。 

 「良かった。馬は今朝もリラックスして、いい雰囲気。頑張ってほしいね」

 デビュー戦こそオルネーロの後塵(こうじん)を拝したが2戦目が強い。9Fのスローペースに能力を持て余しながらマテンロウゲイルの猛追を首差で振り切った内容は着差以上の強さ。豪快なフットワークに大物感が漂う。

 「パワーがあって牡馬みたいだけど、フットワークが軽くてストライドがデカい。距離が短くなる方がレースはしやすいかも」

 マイル戦の速い流れ、瞬発力勝負が合う。それも当然。全兄は21年朝日杯FSで3着に来たダノンスコーピオンだ。翌春はアーリントンCからNHKマイルCを連勝し、世代マイル路線の頂点を極めた。兄の背中を知る川田が太鼓判の好素材。500キロある馬体が兄同様のオーラを放つ。上位人気を蹴散らしてしまう逆転劇もこの血統、リーディング首位を走るこの厩舎(杉山晴)なら。(栗東取材班)

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