【朝日杯FS 展望】無敗の重賞ウイナー3頭が上位を形成
2025年12月14日 18:23 2歳マイル王決定戦「第77回朝日杯FS」は21日、阪神競馬場で行われる。翌週に芝2000メートルのG1ホープフルS(27日、中山)が控えているが、戦いのレベルは変わらない。21年の優勝馬ドウデュースはダービー馬に、昨年2着だったミュージアムマイルは皐月賞馬に輝いた。来年のNHKマイルC、クラシックに直結するレースだ。
今年は無敗の重賞ウイナー3頭が上位を形成する。デイリー杯2歳Sをレコードで制したアドマイヤクワッズには友道厩舎の連覇が懸かる。前走は8頭立ての少頭数だったが見応えある一騎打ち。ライバルを頭差競り落とした勝負根性が光る。
好ステップのサウジアラビアRCを勝ったエコロアルバは父モズアスコット譲りの瞬発力が武器。決め脚は阪神の外回りで存分に威力を発揮する。もう1頭、新潟2歳S覇者のリアライズシリウスも侮れない。デビュー戦を7馬身差で圧勝。前走は2番手から抜け出す競馬で後続に4馬身差。マイペースに持ち込めば後続完封のシーンもある。
3頭に続く存在はデイリー杯2着で勝ち馬に肉薄したカヴァレリッツォ。京王杯2歳Sで初タイトルを手にしたダイヤモンドノットは経験値が強みになる。迫力ある首位争いがイメージできる頂上決戦だ。
