日本と香港の競馬ファン、どちらが予想上手だった?

2025年12月14日 20:15

<香港マイル>叩き合いを制し連覇を飾ったヴォイッジバブル(左)と、惜しくも2着だったソウルラッシュ(C)The Hong Kong Jockey Club

 25年度の香港国際諸競走が終了。4レースとも後生に語り継がれる素晴らしいレースだった。日本国内のオッズと現地のオッズでは隔たりがあったが、どちらのファンが“予想上手”だったのか?結果を振り返りたい。

 香港ヴァーズは欧州勢3頭が馬券圏内を独占。ソジー、ジアヴェロット、ゴリアットの人気は、日本では1、3、4番人気、香港では1、2、7番人気。1、2着馬のジャッジは僅差だが、日本でもおなじみのゴリアット(3着)の評価が分かれたのが面白い。3着馬のジャッジで日本ファンの勝利としたい。

 香港スプリントは地元勢が1~8着を独占。カーインライジング、レイジングブリザード、ファストネットワークの順で決まった。日本では1、10、5番人気。香港では1、9、4番人気。2着馬レイジングブリザードは地元でも単勝オッズ113倍が付いた。わずかだが、地元勢に詳しい香港ファンに軍配か。

 香港マイルはヴォイッジバブル、ソウルラッシュ、レッドライオンの3頭で決着。日本では1、2、9番人気。香港では2、3、9番人気の順。連覇が懸かるヴォイッジバブルを日本のファンの方が正当に評価していたのが面白い。香港で1番人気だったマイウィッシュは6着(日本では3番人気)。日本のファンの方が上手だった。

 香港カップは4連覇ロマンチックウォリアーにベラジオオペラ、キジサナが続く決着。こちらは日本、香港ともに1、2、3番人気のパーフェクト的中。7頭立てで力通りの決着ということもあり差はなかった。

 こうして比較してみると、オッズの乖離(かいり)こそあれど、人気順はそれほど変わらないことが分かる。ただ、無理矢理に勝負付けをするなら2勝1敗1分けで、日本ファンの勝ち。わずかですが。

特集

2025年12月14日のニュース