【香港スプリント】強すぎる!カーインライジングが16連勝&連覇!地元の雄の圧倒劇に場内騒然
2025年12月14日 15:59 香港国際競走が14日、シャティン競馬場で行われ、G1「香港スプリント」(芝1200メートル)は地元香港の雄カーインライジング(セン5=ヘイズ、父シャムエクスプレス)が制し、怒濤(どとう)の16連勝でレース連覇を達成した。G1は6勝目。2着はレイジングブリザード、3着はファストネットワーク。
場内が大歓声で騒然となった。圧勝。スタートからレースを支配し、最後は独り旅でスタンドからの声援を楽しむかのように余力を残し、必死に追う2着に4馬身近くの差を付けゴール板を駆け抜けた。 日本馬は2頭が挑戦した同レース。ムーア騎乗のサトノレーヴは9着、三浦皇成騎乗のウインカーネリアンは11着に終わった。
管理するデヴィット・ヘイズ師(63)は2002年オールスリルズトゥー、24年カーインライジングに続く当レース3勝目。騎乗したザカリー・パートン(42)は23年ラッキースワイネスから当レース3連覇(通算5勝目)を達成した。
▼カーインライジング・パートン騎手 期待していました。他馬を翻弄(ほんろう)する走りで、彼は今や別格の存在。
▼同・ヘイズ師 期待通り、本当に素晴らしかった。以前よりずっと強くなっている。(来年は)香港トリプルクラウンに向けて準備万端です。そして、また(連覇の懸かる豪G1の)ジ・エベレストに挑戦することになるでしょう。
▼ウインカーネリアン・鹿戸師 勝ち馬が逃げて位置取りは悪くなかったけど、少し馬場が重かったのか、厳しいレースになった。世界で戦うにはなかなか厳しいし、1から10まで100%の状態じゃないと厳しいと感じた。香港ジョッキークラブの方にサポートしてもらって感謝している。なかなか厳しい競馬になって申し訳なく思っている。
▼サトノレーヴ・ムーア騎手 カーインライジングはゲートがとても速くてついていってもキープできず、最後は苦しくなってしまった。馬は最後まで頑張ってくれました。
◆香港スプリント 1999年にリステッド競走として創設。当初は芝1000メートルで施行していた。2000年にG3に昇格すると、01年にG2、02年にG1に昇格。06年から現行の芝1200メートルに変更された。地元香港勢が圧倒的な強さを誇り、外国馬が勝利したのは過去4頭のみ。今回を含めた直近10回で日本馬1勝、地元香港勢9勝。

