【有馬記念】(1)エキサイトバイオで初参戦の10年目・荻野極 滑り込み出走も「チャンスはある」

2025年12月26日 05:26

ラジオNIKKEI賞を制した際のエキサイトバイオと荻野(中央)

 デビュー10年目の荻野極(28)が、エキサイトバイオと共に初の有馬記念に初参戦する。23日にサンライズアースが屈腱炎で出走を回避したため、繰り上がり出走が決定。荻野極は「うれしかったですよ。憧れのレースだったので」と喜びを語った。

 “憧れのレース”。09年の有馬記念は、荻野極にとって人生の転機となった。最も印象に残っている有馬記念を尋ねると「ドリームジャーニーが勝ったレース。あのレースが騎手を目指すきっかけになったので」。あれから16年の時を経て、ついに有馬出走の夢がかなった。

 パートナーのエキサイトバイオは、菊花賞で13番人気の低評価を覆して3着。荻野極は「馬群で競馬ができるし、スタート、しまいもいい」とレースセンスを高く評価した。滑り込みでの出走となるが「先生方や厩舎の方と入ることを想定して準備していた。チャンスはあると思う」と不安を一蹴。グランプリで再び波乱を巻き起こすか。 

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