【ホープフルS】アンカツさん Vのロブチェンは「フロックじゃ使えん脚」 沈んだ人気馬2頭は…
2025年12月27日 16:25 皐月賞と同舞台で行われる2歳G1「ホープフルS」が27日に中山競馬場で行われ、1戦1勝で単勝7番人気のロブチェンが制し、G1初制覇を飾った。2着は5番人気のフォルテアンジェロ、3着は9番人気のアスクエジンバラ。1番人気に推されたアンドゥーリルは7着、2番人気のジャスティンビスタは8着に終わった。
中央と地方で通算4464勝の元ジョッキー・安藤勝己氏(65)がレース後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「前半から攻めた康誠(岩田)がやったかと思ったけどな。ロブチェンは強引に進路切り替えて制裁もらうやろが、直線それだけの手応えはあった。そこからフロックじゃ使えん脚で突き抜けとる」とV争いを分析。「フォルテアンジェロは勝負根性ある」と2着馬を称えた。
人気馬の結果については「アンドゥーリルはマイルって行きっぷりで、ジャスティンビスタも気性面が危ういわ」と私見を記した。
レースを制したロブチェンは父ワールドプレミア、母ソングライティング(母の父ジャイアンツコーズウェイ)の血統で通算2戦2勝。新種牡馬ワールドプレミア産駒初のG1制覇となった。騎乗した松山はJRA・G1通算8勝目。杉山晴紀師は同7勝目を挙げた。
▼ホープフルS 前身は1984年に創設された「ラジオたんぱ杯3歳牝馬S」で距離は1600メートルだった。同レースが91年より混合の2000メートルに。2014年から中山開催となり、17年にG1に昇格した。勝ち馬からはのちのG1馬が多数出ている。

