【ヴィクトリアM】(8)カムニャック 絶好の条件そろった 前・内が有利になる公算大
2026年5月16日 05:27 土曜付のG1予想企画「展開王」は、数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出す。春の古馬女王決定戦「第21回ヴィクトリアマイル」は東京本社・後藤光志が担当する。コース替わり、時計が出やすい馬場傾向を踏まえて、あの馬に本命を託した。
先週のNHKマイルCは想像以上のスピード決着(1分31秒5)。クッション値が高めで推移している今の東京は、いや応なくペースが上がりやすい。さらに週中は好天に恵まれたことで、今週も同様の傾向が続きそうだ。
前走愛知杯を逃げ切ったアイサンサンの単騎逃げが濃厚。同馬が逃げた過去3戦中、2戦でテンの3Fが34秒0以内。馬場状態を加味すればハイペース必至だ。その背後でエリカエクスプレスがにらみを利かせれば簡単に息は入らない。エンブロイダリー、カムニャックも先団で流れに乗る。やや縦長に伸びた隊列の真ん中にクイーンズウォーク。ボンドガール、ニシノティアモは後方で脚をためる。直線は各馬、早めの進路取り。横に広がっての叩き合いへ移る。
この流れで求められるのは追走力とラストの切れ味。◎カムニャックにとって絶好の条件がそろった。3走前のローズSはアイサンサンが刻んだ1000メートル56秒8の超ハイペースを中団追走。直線は上がり3F3位の脚で前を捉え切った。半年ぶりの休み明けだった前走阪神牝馬S(2着)も好位からメンバー最速上がり3F33秒2をマーク。1分31秒台の高速決着にも対応した。
芝は今週からBコース替わり。先週のような外差しが利く展開とは対照的に、前・内が有利になる公算が大きい。その点、好位から速い上がりを繰り出せる◎には願ってもない条件だ。雄大なフットワークが持ち味なだけに、伸び伸びと走れる広い東京コースも大歓迎。前走で後塵(こうじん)を拝したエンブロイダリーには、適性の差で逆転できる。(8)から。
