【ダービー】フォルテアンジェロ末脚さく裂だ! コース替わりで“前・内有利”決めつけは危険
2026年5月30日 05:30 ニンニン、忍者後藤が府中に突撃じゃ。数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて勝ち馬を導く「展開王」。今週は“ダービー拡大版”でお届け。東京本社・後藤光志(30)が担当する。木曜に東京競馬場を訪れ、芝コースの状態を念入りに確認した。芝2400メートルの戦国絵巻。最後の直線で伸びるのは内か、外か。激しい叩き合いに思いをはせ、今の馬場状態にぴったり合いそうなあの馬に本命を託した。
先週のオークス。ゴール前は馬場の外めを通った差し馬による追い比べになった。今週からCコース替わり。直線内ラチ沿いの傷みはカバーされるだろうと思っていた。だが、馬場を歩いてみるとデコボコがとにかく目立った。対照的に、外に向かうにつれて芝は奇麗に生えそろっている。コース替わりで“前・内有利”と決めつけるのは危険だ。
道中は押し出されたリアライズシリウスが淡々とペースを刻む。17番枠のロブチェンは無理せず2番手から。各馬折り合いに専念。動きがないまま、直線へ向かう。残り400メートル付近で強力先行馬が早めのスパート。横に広がった追い比べになるが、先週同様に馬場のいい外を通った差し馬に分があるとみた。
本命はメンバー屈指の切れ味を持つフォルテアンジェロ。道中は15番枠を生かした立ち回りで、荒れていない外めを追走。前に馬を置きながら、じっくり脚をためられる。あとは直線ではじけるだけ。皐月賞で上がり最速をマークした末脚がさく裂する。
中間は上昇ムードが著しい。伸び伸びとしたフットワークは、以前よりも体を大きく使えるようになった印象。広い東京で持ち味が存分に生きそうだ。付きっきりで調教にまたがっている荻野極も「力がついたし、体も良くなってきた」と急成長を実感している。昨年のホープフルS2着とG1通用の実力は証明済み。世代の頂点に立つ器の持ち主だ。ダービーは皐月賞で上がり最速の馬を買え。(15)から。(後藤 光志)
≪オークス同様に外差し利く可能性≫ダービー3日前の28日、東京の芝コースを歩いてきた。まずは1角へ。今週からCコースを使用するが、馬が密集するコーナーの入り口は傷みがカバーし切れていない。でこぼこした感触が足の裏から伝わってくる。まずは、ここで脚を取られないことが鍵になりそうだ。2角から4角にかけてはおおむね奇麗な状態だったが、直線は内ラチ沿いが荒れ気味。芝がしっかり剥がれている部分もあった。先週同様、外差しが利く可能性は十分ある。
週中は天気が持ったことで、芝は比較的乾いている。取材当日は朝に散水していたが、歩いた際には芝は全く濡れていなかった。東京競馬場馬場造園課の浅川敬之課長は「物凄く傷んでいる、という状態ではないです。春はいい状態で開幕しましたし、あまり雨も降らなかったですから。どちらかというと乾いている状態ですね」と説明してくれた。週末は晴れ予報。パンパンの良馬場が見込めそうだ。
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