【英ダービー】クリスマスデー快勝!ウィーラン「夢のよう」A・オブライエン師は4連覇&通算12勝目
2026年6月7日 11:44英ダービーを制したクリスマスデーと手綱を取ったロナン・ウィーラン(馬上)、管理するエイダン・オブライエン師(左)ら関係者(C)Megan Rose Photography/The Jockey Club
第247回目を迎える伝統の英ダービー(G1)が6日、ロンドン郊外のエプソム競馬場(芝2410メートル、14頭立て)で行われた。
高低差40メートルで知られるタフなコースを走り切ったその先に最高の瞬間が訪れた。勝ったのはロナン・ウィーラン(33)騎乗の3番人気クリスマスデー(牡3=愛A・オブライエン、父キャメロット)だ。前哨戦のダンテS(3着)はムーアが騎乗し、この日が初コンビ。道中2番手で流れに乗ると700メートルの直線に向いたところで抜け出し、バテずに脚を使って2馬身3/4差で押し切った。重馬場で勝ち時計は2分43秒75。管理するエイダン・オブライエン師(56)は23年オーギュストロダン、24年シティオブトロイ、25年ランボーンに続き、英ダービー4連覇で通算12勝目。キングオブキングスを起用した98年英2000ギニーで英クラシック初勝利を挙げて以降、これが通算50勝のメモリアルとなった。
殊勲の鞍上ウィーランは「本当に勝った実感がなく、まるで夢のよう。リズム良く走らせることを心がけて、これ以上ないほどうまくいってダービーを勝てた。事前にコースを歩いて馬場をチェックしたけど芝の状態自体は良かったので問題ないと思った」と相棒を称え、会心の笑み。「エイダン(オブライエン師)が素晴らしいのはジョッキーに自信を与えるところで“恐れずに攻めろ、馬が万全の状態なら最後まで走り切れる”と言って背中を押してくれる。一騎手の立場ではプレッシャーを強く感じるけど、だからこそ、勝利の瞬間は大きな感動と安堵(あんど)感に包まれる。この雰囲気の中で、チームのために乗れるのは夢のような体験だった」と勝利をかみしめた。
また、A・オブライエン厩舎4頭出しで最有力候補とみられたベンヴェヌートチェッリーニ(牡3、父フランケル)は発馬機内で左トモが挟まり、公正なスタートを切れなかったと裁決委員が判断し、10位入線ながら出走取り消しの扱いで確定した。
