【顕彰馬選定】オジュウチョウサンが殿堂入り「心より感謝」「つないだ夢が次の世代へ」長山尚義代表
2026年6月15日 14:30 JRAは15日、26年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、オジュウチョウサン(牡15、父ステイゴールド)が選定された。
オジュウチョウサンは有効投票数157票のうち136票(得票率86.6%)を獲得して選定基準の4分の3以上(118票以上)を得た。昨年は有効投票数158票のうち117票(74.1%)で2票及ばなかった。オジュウチョウサンは23年アーモンドアイ、24年コントレイル、キングカメハメハ、25年イクイノックスに続く39頭目の殿堂入りとなった。
オジュウチョウサンは13年秋にデビューし、3戦目に障害に転向。18年にいったん平地に戻り、1勝クラス、2勝クラスと連勝し、有馬記念に出走(9着)した。19年スポニチ賞ステイヤーズSは6着に入っている。史上最多の障害重賞15勝、J・G1を9勝という金字塔を打ち立てた。22年中山大障害6着後に引退、種牡馬入りし、北海道日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファームでけい養されている。
▽株式会社チョウサン長山尚義代表(馬主)このたびオジュウチョウサンが顕彰馬に選出されたましたことを大変光栄に思います。この栄誉はこれまで支えてくださった和田厩舎の皆さま、石神騎手をはじめ携わってくださった全ての関係者の皆さま、そして何よりアイドル並みに熱狂的な温かいご声援を送ってくださったファンの皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。オジュウチョウサンは数々の記録と感動を残し、5度の最優秀障害馬という競馬史に残る偉業を成し遂げました。そして今回、顕彰馬という大変名誉ある評価をいただけたことを本当にうれしく思います。現在は種牡馬として新たな道を歩んでおり、この夏には産駒たちがデビューを迎えます。オジュウチョウサンがつないだ夢が次に世代へ受け継がれ、新たな歴史を刻んでくれることを楽しみにしています。本当にありがとうございました。
▽和田正一郎調教師(現役時代に管理)障害馬として圧倒的な成績を残しましたオジュウチョウサンがこのたび顕彰馬に選出されたましたことは現役時代に携わらせていただきました者の一員として、とても喜ばしく思います。障害界の宝と言える馬をお預かりする重圧の中で、石神ジョッキーと担当厩務員、調教助手をはじめ、厩舎の全員が全力で調教に当たった日々が記憶によみがえってきます。とても貴重な、素晴らしい体験をさせていただきました。このような唯一無二の馬を預けてくださいました長山オーナー、ともにオジュウチョウサンの現役時代を支えた牧場の皆さん、獣医師さん、装蹄師さん、オジュウチョウサンの魅力を伝えてくださったマスコミの方々、そして応援してくださった多くのファンの皆さまに改めて心から感謝を申し上げます。
▽オジュウチョウサン 父ステイゴールド 母シャドウシルエット(母の父シンボリクリスエス)11年4月3日生まれ 牡15歳 現役時代は美浦・和田正厩舎 馬主・チョウサン 生産者・北海道平取町坂東牧場 戦績40戦20勝(うち障害は32戦18勝)障害重賞15勝(うちG1・9勝)総獲得賞金8億6500万7000円 馬名の由来は家族名より+冠名
▽顕彰馬 84年に日本中央競馬会30周年記念事業として制度が発足。中央競馬の発展に多大な貢献があった馬の功績を称え、表彰する「競馬の殿堂」。99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定。00年以降は競馬の報道に携わって10年以上の記者による投票(14年から2頭増えて1人4頭までの連記式、該当馬なしも可)となり、全体の4分の3以上の得票で選定される。昨年までに選定された顕彰馬はクモハタ、セントライト、クリフジ、トキツカゼ、トサミドリ、トキノミノル、メイヂヒカリ、ハクチカラ、セイユウ、コダマ、シンザン、スピードシンボリ、タケシバオー、グランドマーチス、ハイセイコー、トウショウボーイ、テンポイント、マルゼンスキー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、メジロラモーヌ、オグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、ナリタブライアン、タイキシャトル、エルコンドルパサー、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、オルフェーヴル、ロードカナロア、ジェンティルドンナ、キタサンブラック、アーモンドアイ、コントレイル、キングカメハメハ、イクイノックスの38頭。顕彰馬のブロンズ像が東京競馬場内の競馬博物館に展示される。
