【紫苑S】ジッピーチューン 抜群の動き 林師「桜花賞と比べても遜色ない出来」
2026年9月3日 05:10 中山の秋華賞トライアル「第11回紫苑S」は、桜花賞3着以来のジッピーチューンが美浦坂路でラスト1F12秒1の好時計。骨折明けの不安を一蹴する力強い動きを見せた。
桜花賞3着はだてじゃない。ジッピーチューンが骨折明けを感じさせない抜群の動き。林師は「良かった。桜花賞と比べても遜色ない出来です」と胸を張った。
最終リハは坂路単走。序盤はゆったりしたラップで折り合いに専念した。スムーズに加速し、見せ場はラスト1F。鞍上が手綱を動かすと、地面を力強く蹴って12秒1。同時間帯に走った他馬とは明らかに伸びが違った。
1カ月前に帰厩し調教本数は十分。坂路での2週前、Wコースでの1週前追いでも強めに動かしており、この中間はしっかり攻め切った。トレーナーは「今回は輸送がないので」と調整の意図を説明。続けて「先週は休み明けの感じがあったけど、しっかりやったことで素軽くなった。今日はリズム良く走れていた」と確かな上昇を口にした。
デビューから1400~1600メートルで4戦。重賞初挑戦のクイーンCで2着。桜花賞では4角最後方から上がり最速タイの末脚で3着に食い込み、一躍世代上位の仲間入りを果たした。右前肢の剥離骨折のためオークスを断念。約5カ月ぶりの復帰戦は初の2000メートルとなり「挑戦者の立場になる」と指揮官は冷静に分析しながらも「折り合いは心配がないので」と距離克服に自信を示す。いくつもの試練を乗り越えた先に、大舞台での明るい未来が待っている。
