【セントウルS】ピューロマジック万全 夏の完全女王へ 史上初「3勝」でサマースプリントS制覇狙う

2026年9月3日 05:30

<競馬調教>調教を終え、引き揚げるピューロマジック(撮影・中辻 颯太)

 秋の阪神開幕を飾るサマースプリントシリーズ最終戦「第40回セントウルS」の追い切りが2日、東西トレセンで行われ、同シリーズ重賞連勝中のピューロマジックが栗東CWコースでメリハリの利いた動き。半マイル追いの併せ馬で軽快な脚さばきを見せ、シリーズ優勝へ万全の仕上がりをアピールした。

 連戦の疲れどころか、さらに上昇ムード。サマースプリントシリーズの重賞3連勝を狙うピューロマジックは、前走と同じくCWコース半マイル追いで仕上げた。ストラーダ(3歳2勝クラス)の5馬身ほど後ろで折り合いをつけてスタート。直線は内から馬なりのまま加速して4F52秒0~1F11秒3をマークした。首差遅れたもののリラックスして走れていて好気配。安田師は「馬の後ろで秩序を守って推進できるように。しっかり我慢して、思った通りのトレーニングができた」と納得の口ぶりだ。

 6月の函館スプリントSに続き、逃げ切ったアイビスSDの勝ち時計は芝1000メートルの日本レコードを更新する53秒5。二の脚を利かせて外ラチ沿いに誘導しながら先頭へ。残り200メートルを切って、あっさり後続を突き放した。師は「スピードを生かしつつも脚をためられて、取り組んできたことがレースでのパフォーマンスにつながりました」と評価し「ダメージは少なかった。夏3戦目ですが上積みはありそう。(2走前の)函館の前に感じていた、使って良くなりそうという印象のまま来ている感じ」と好感触を伝えた。

 これまでの6勝は札幌、京都、小倉、新潟、函館と全て直線平たんコース。中京開催だった2年前のセントウルSは13着に敗れていて、直線の坂が課題となる。「バテるわけじゃないけど、ストライドが変わってしまう面があります。(雨予報についても)やってみなければ分からないです」と分析しつつ「これで克服できなかったら仕方ない、と思える状態にあります」と手応えをにじませた。

 サマースプリントシリーズは現在20ポイントで首位。最終戦のここで5着以内なら優勝が確定する。「もちろん(優勝は)意識しています」ときっぱり。1着なら同スプリントシリーズ創設以来初の対象レース3勝、歴代最高の獲得ポイント(32ポイント)となる。サマージョッキーズシリーズで首位を快走する岩田望との初コンビも魅力。夏競馬を盛り上げた人馬が、シリーズ最終戦も先頭で駆け抜ける。 

 《5着以内で決定》サマースプリントシリーズは全6戦で行われ、最終戦のセントウルSのみG2の格付け。シリーズ首位のピューロマジックは5着以内なら23ポイント以上となり、登録馬の中で3位タイのフリッカージャブが勝っても22ポイントで逆転されることはない。ピューロは6着以下でも、フリッカーが負ければ優勝が決定する。シリーズチャンピオン馬の関係者には褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が与えられる。

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2026年9月3日のニュース