武豊さすが!凱旋門賞前にサプライズ騎乗

2026年10月2日 05:24

2001年、フランスでのジョン・ハモンド師(右)と武豊(撮影・平松さとし)

 【競馬人生劇場・平松さとし】今週末、現地10月4日にフランス・パリロンシャン競馬場で凱旋門賞(G1)が行われる。

 それに備え、今週の頭から現地入りしているのが、メイショウタバルとタッグを組む武豊騎手だ。30日の朝にはメイショウタバルの最終追い切りに騎乗し、「それほど強く追うことなく、鋭い反応を見せてくれました」と好感触を得ていた。

 そんな武豊騎手だが、今回も“さすがレジェンド”と感服させられるシーンがあった。

 現地29日、シャンティイ競馬場の開催を観戦しに訪れた武豊騎手は、パドック付近でジョン・ハモンド元調教師とばったり出会った。現在はオーナーの馬係をしているハモンド氏だが、調教師時代にはモンジューとスワーヴダンサーで凱旋門賞を計2回制した伯楽である。そして何より、日本で大活躍していた若き日の武豊騎手に目をつけ、厩舎の主戦騎手としてフランスへ呼び寄せた調教師としても知られている。

 久しぶりの再会だったが、武豊騎手の顔を見るなり、ハモンド元調教師はこう言った。

 「ユタカ、金曜日のサンクルー競馬場で騎乗することは可能かい?」

 いずれにしても、その日はサンクルー競馬場で観戦する予定だったため、「もちろん可能です」と答えた。すると「少し待ってくれ」と言って電話をかけ始め、1時間とたたないうちに正式に騎乗依頼をしてきた。こうして現地10月2日、サンクルー競馬場のダリア賞(リステッドレース)でリーガルチャームに騎乗することが決まったのだ。

 「ユタカのジョッキーとしてのスキルは、ヨーロッパのトップジョッキーと比べても劣っていない。だからフランスへ呼んだのだし、今でもチャンスがあれば乗ってもらいたいと考えるのは当然ですよ」

 メイショウタバルとのタッグで挑む、自身12度目のヨーロッパ最大の一戦。その前に自ら前祝いをして、勢いをつけられるか。凱旋門賞に先立ち、日本時間今夜のサンクルー競馬場にも注目しよう。 (フリーライター)

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