【アイルランドT】カムニャック強襲V オークス馬貫禄上がり最速3F33秒4「まだまだG1で勝てる馬」
2026年10月12日 05:25 創設2年目となったG2「第2回アイルランドトロフィー」が11日、東京競馬場で行われた。1番人気に支持されたオークス馬カムニャックが外から力強く差し切り勝ち。昨年ローズS以来となる重賞4勝目を挙げた。鞍上の川田将雅(40)は3月ファルコンS以来、約7カ月ぶりとなる重賞制覇。同馬はエリザベス女王杯(11月15日、京都)への優先出走権を獲得した。
ターフを照らす西日に向かって桃色帽子2頭が叩き合う。先に抜け出したのは4番人気ジョスラン。その外からカムニャックが脚を伸ばす。ゴール前で馬体を並べてからグイッともうひと伸び。最後はジョスランを半馬身ねじ伏せた。
人馬とも久々の重賞制覇。川田は「何よりこの馬が勝つことができて良かったです。(ゲートで)テンションは高かったですが、何とか辛抱してくれました。ポジションというよりリズムを取りながらという形でした。ハナに行った馬以外は落ち着いた流れだったので、少し後ろめだと思いましたがしっかりリズムを取りました」と冷静に振り返った。
メンタル面の進境が実を結んだ。大江助手は「前走あたりからパドックでも力を抜いて回れるようになってきたが、今回はさらに落ち着きが出てきた。ジョッキーがまたがってからはスイッチが切り替わる馬で、その先はいつも通り。精神的に大人になってきている」と証言する。その言葉通り、道中は中団外をリズム良く追走。直線外からメンバー最速となる上がり3F33秒4で突き抜けた。
秋始動戦を快勝。今後は優先出走権を手にしたエリザベス女王杯などG1舞台が視野に入る。「能力的にはまだまだG1で勝てる馬だと思う。難しいところはあるが厩舎、ジョッキー含めてうまく導くことができるようになってきている。次も状態を整えていけば、良い結果を出せると思う」と大江助手。鞍上も「雰囲気はとても良かったですが、レースになるとテンションが高ぶりましたので、一度使ったことで抜けてくれるといいなと思います」とさらなる上積みに期待した。再びビッグタイトルを――。“実りの秋”を予感させる勝利となった。
◆カムニャック 父ブラックタイド 母ダンスアミーガ(母の父サクラバクシンオー)22年4月14日生まれ 牝4歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績10戦5勝(重賞4勝目) 総獲得賞金4億3715万1000円 馬名の由来は祝福された者(サンブル語)。
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