【マイルチャンピオンシップ南部杯】3番人気メイショウハチローがJpn1初制覇 吉原寛人がエスコート

2026年10月12日 21:15

南部杯を制したメイショウハチロー(岩手県競馬組合提供)

 秋の最強ダートマイラーを決する「第39回マイルチャンピオンシップ南部杯」(Jpn1)が12日、盛岡競馬場で行われた。4コーナー2番手から伸びた3番人気メイショウハチロー(牡4=福永、父シニスターミニスター)が逃げ粘るストレングスを最後かわし、G1級初挑戦でJpn1初制覇の大仕事。鞍上の吉原寛人(42)は19年サンライズノヴァ以来2度目の当レース制覇を飾った。騎手時代に当レースを2勝(15年ベストウォーリア、22年カフェファラオ)している福永祐一師(49)は、調教師として南部杯初Vとなった。

 東京、京都メインを射止めた“祐一旋風”が盛岡の地でも吹き荒れた。鮮やかすぎる3番人気メイショウハチローのJpn1初戴冠劇。初騎乗の吉原。“さすらいの重賞ハンター”の面目躍如だった。3番手から4角でジワッと2番手に進出。懸命に逃げ粘るストレングスを3/4馬身かわしたところがゴールだった。

 何度もガッツポーズで引き揚げてきた吉原は19年サンライズノヴァ以来、2度目の南部杯制覇。「まさか南部杯2勝目ができるなんて…。本当にうれしいです」。初騎乗で見事なリードを披露。「過去のレースを見ると、そこまで1歩目が速い感じもなくて。(手綱を)持てるところがあった方がいいかな」と機敏に3番手に引き、脚を温存した。

 鞍上がこん身の好騎乗を見せれば、管理する福永師は強烈な追い風に乗った。東京メイン・オクトーバーSのアスクセクシーモア(1枠2番)、京都メイン・スワンSのダイヤモンドノット(1枠1番)がV。眼前で見守った盛岡の南部杯までゲット。優勝馬3頭は全て白帽だった。福永師は「枠もみんな内枠で良くて、馬も頑張ってくれて、ジョッキーもうまく乗ってくれて、スタッフもよく頑張った」と3場メイン制覇に笑みを浮かべる。

 騎手時代に2度制した南部杯で、調教師として初のビッグタイトルを獲得。指揮官は「松本好雄オーナーから初めて厩舎に預けていただいた馬。こうして大きなレースを勝つことができて本当にうれしいです」と亡き恩人への感謝を口にした。今後については「来年のフェブラリーS(2月21日、東京)は使いたいと思います。JBC(11月3日、金沢)に関しては間隔も詰まっていますし、馬の様子を見てですね」と先なるターゲットを掲げた。伸び盛りのハチローには大きな未来が広がっている。

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