【秋華賞】池江泰郎氏 これぞ“強い馬のG1戴冠劇” 根拠あった“上村師の強気”

2026年10月19日 05:30

<京都11R・秋華賞> 無傷の5連勝で秋華賞を制したモンローウォーク(左から2頭目) (撮影・平嶋 理子)                             

 【池江泰郎 匠の解説】テレビでも競馬を楽しめるので私自身は昨今、競馬場に足を運ぶ機会は減っていたが秋華賞は京都競馬場で生観戦した。私をその気にさせたお目当ての馬はもちろんモンローウォーク。

 パドックから注視したので、素晴らしい馬であることはその時点で少しばかりは把握済み。バランスのいい馬体と歩様。毛色が黒光りする青鹿毛とあって、より光沢を感じられた。一流馬が放つオーラか!?とつい先入観まで自然と受け入れてしまったほどだ。

 危なげない勝利だった。レースは前から単独の5番手。仮に密集する流れで両サイドから、もまれた時に一抹の不安があったかもしれないが前が流れていたので、そんな展開にならなかったのも幸いだっただろう。強い馬が好位で構え、追い出しのタイミングを待つだけの展開だったので結果はいわずもがなの順当勝ち。堂々のG1戴冠劇だ。

 無敗馬はファンに与えるインパクトがある。今後は歴戦の古馬との対戦が待ち受けているだけに、それらを撃破するシーンを続けてこそ真の女王。それにしても週半ばから上村師の強気一辺倒の言葉を新聞やテレビで見聞きしていたので、自信を隠さないのにはそれなりの理由があるのだろうと推察していた。ひょっとしたら“こんなものじゃない。まだまだ驚かせますよ”との本心も胸に秘めているのではないだろうか。何やら、そんな気がするが…。ゆえに鞍上の戸崎君と上村師が真の姿を知っているのだと勝手に思うと、今後はますます目が離せない。

 2着馬ギャラボーグは内枠から思い描いた通りの運びだったに違いない。道中は2番手。1000メートル通過は57秒8と速かったのに先行勢がそのまま踏ん張れる馬場傾向だったようだ。(スポニチ本紙評論家)

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