リーチの評価はあの名馬も超えた!!/NIKKEI杯

2008年12月25日 08:16

<ラジオNIKKEI杯2歳S>僚馬・カノヤトップレディ(左)を突き放し、坂路を駆け上がるリーチザクラウン

 「ラジオNIKKEI杯2歳S」(27日、阪神)ではリーチザクラウン(牡2=橋口)が豪快なフットワークを見せ、3連勝に王手をかけた。

大注目の新馬戦 勝ったのはアンライバルド!

 リーチザクラウンが追い切りでも大物ぶりを発揮した。週初めの降雨で時計を要する坂路に入ると、パワフルなフットワークで1Fごとにラップタイムを詰めていく。1F目から14秒4~14秒2~13秒2~13秒0。併せたカノヤトップレディ(3歳500万)を力任せに半馬身突き放した。
 「感じたまま書いていいよ。みんなにお任せ」。追い切りの動きにご機嫌の橋口師は「ラストに向かってラップが速くなったのがいい。全体を速くするならテンから飛ばせばいいだけのこと」と、加速し続けた登坂に満点ジャッジ。さらに、自ら管理した名馬を引き合いに出してこう付け加えた。「ダンスインザダーク、ハーツクライと比べても現時点では(リーチザクラウンが)No・1。わたしの夢をぶち壊さないようなレースを確信している」
 未勝利戦では馬なりで後続に12馬身差と破格の勝ちっぷり。当時、騎乗した武豊は次の千両賞(1着)では骨折のためコンビを組めなかったが、「乗り代わった安藤さんに“1回だけですからね”と言ったから(笑い)」と、とびっきりの素質を感じている。V3で来春のクラシックへ弾みをつける構えだ。

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