「有馬でまさかのV」といえばダイユウサク

2008年12月25日 08:14

 スポニチアネックスでは23、24日の両日、有馬記念の思い出に残るまさかのVゴ-ルについてアンケートを行った。「有馬記念でまさかのVゴ-ルといえば?」という設問に対し、メジロデュレン、ダイユウサク、ハーツクライ、マツリダゴッホ、その他の5択から1つを選択してもらったところ1072件の回答を得た。

 半数の50%(538人)が答えたのは「有馬史上に残る大波乱の主役」ダイユウサク。1991年12月22日。前走で芝1600メートルのオープン特別を勝ってはいたが、ブービーの14番人気。それが1・7倍の断然人気メジロマックイーンを悠々と差し切った。単勝配当1万3790円は有馬記念史上唯一の単勝万馬券である。

 24%(261人)が答えたのは「英雄討ち」ハーツクライ。2005年12月25日の第50回メモリアル有馬記念。JC2着から臨戦したハーツクライは、社会現象となったディープインパクトの影に隠れた4番人気。レースは前走までの追い込みから一変。道中3、4番手を進む先行策。最後の直線で抜けだすと、英雄の猛追を振り切りゴールイン。無敗の3冠馬に黒星をつけ、悲願のG1初制覇を達成した。

 15%(151人)が回答したのは記憶に新しい07年のマツリダゴッホ。話題に事欠かなかったこの年。“ホーム”中山競馬場で輝いたのがマツリダゴッホだった。展開の利もあり、後方に置かれた有力馬を尻目に好位から抜け出し快勝。戦前、ほとんど話題に挙がらなかった馬の勝利に場内からは「KY(空気読めない)」との声まで飛んだ。

 87年のグランプリホース、メジロデュレンは1%(15人)。スポットライトを浴びた弟メジロマックイーンと比べて、G1・2勝しながらも地味な存在。この年の優勝馬はデュレンだったが、1番人気サクラスターオーが骨折したレースとして記憶しているファンも多かったのでは。

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