西から裏話 松田国師こん身の出来と見た!

2008年12月25日 08:15

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 【東西ドキュメント 栗東24日】本音と建前が交錯する有馬記念の記者会見が行われた。順番に登場する調教師、騎手の表情や声のトーンも予想の手がかり。山添は会見場で神経を研ぎ澄ませていた。
 会見は西浦師から、高橋成師、武豊、安藤勝、松田国師の順。中山初見参のカワカミプリンセスだが西浦師は鞍上に全幅の信頼を寄せた。「馬は初めてでも横山君には庭のようなものですから」。サムソン陣営の2人から伝わってきたのは「とにかく有終の美を飾らせてやりたい」という願いだ。高橋成師の「人から預かって、何とか無事に、と同時に結果を残さないといけなかった馬。非常にプレッシャーは大きかったが、それだけ思い入れも強い」というのは心からの言葉だろう。
 ダイワスカーレットの松田国師は弱気な発言をしない人。この日も自信満々だったが、面白かったのは天皇賞・秋で死闘を演じた宿敵の話題だ。「ウオッカにも出てほしかったって?そうですよね。それで鼻差で勝ちたかった。2センチじゃなくて1センチ差で。写真判定を30分ぐらいしてね」。G1前にこれだけ舌が滑らかなのも珍しい。よほど出来のいい証拠だと山添は感じた。

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2008年12月25日のニュース