ルメール「一騎討ち望んでいた」/東京大賞典

2008年12月29日 17:46

<東京大賞典>ファンの声援に応えるルメール

 2年4カ月ぶりの眠りから覚めJCダートを制したカネヒキリが、東京大賞典でもライバル、ヴァーミリアンを退けG1・6勝目を挙げた。

 2頭の一騎討ちとなった直線の攻防はデッドヒート。だが、「マッチレースになるのを待っていた」という鞍上・ルメールにとってはこの展開も織り込み済み。「カネヒキリが最後まがんばるのはわかっていた」。言葉通り、残り100メートルで宿敵を半馬身突き放した。最後はクビ差まで差し返されながら押し切ってみせた。

 「来年も大井でタイトルを守りたい」とルメール。脚元に不安を抱えながらも完全復活を遂げた“ダート版ディープインパクト”は来年も頂点を譲る気はなさそうだ。

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2008年12月29日のニュース