あまりに残念だけど…ダイワスカーレット引退へ
2009年2月16日 07:35 左前浅屈腱炎でフェブラリーS、ドバイ遠征を取りやめた昨年の有馬記念優勝馬ダイワスカーレット(牝5=松田国)の現役引退が15日、濃厚となった。オーナーの大城敬三氏と生産者の社台ファーム代表・吉田照哉氏が、16日に今後の去就について協議、発表となるもよう。
14日に栗東から宮城県の山元トレセンに移動した同馬は再び精密検査を実施。報告を受けた吉田氏は「すでに精密検査も終えたが(故障個所は)ちょっと難しいところ。繁殖牝馬としての価値も高く、イチかバチかでレースを使うわけにもいかないので…。あす(16日)、大城オーナーと話し合った上で今後のことを決めたい」と戦列復帰が困難なことを明かした。
屈腱炎は完治に通常1年以上かかる病。13日の精密検査(エコー検査)で判明した同馬のものは通常は管の後ろ側に起こる炎症が、左内側部分に起きた珍しいケースで今後の動向が注目されていた。