2世に期待…ダイワスカーレットの引退発表
2009年2月16日 17:25 日本中央競馬会(JRA)は16日、左前脚の浅屈けん炎を発症した昨年の有馬記念優勝馬のダイワスカーレット(5歳牝馬、松田国英厩舎)が引退すると発表した。18日付で競走馬登録を抹消し、北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる。
脚部不安が判明した同馬は、今月12日にダートG1のフェブラリーステークス(22日・東京)の出走回避を発表。その後の検査で浅屈けん炎と診断され、3月末にアラブ首長国連邦で行われるドバイ・ワールドカップの出走も取りやめ、今後の動向が注目されていた。
同馬は2007年の桜花賞、秋華賞や昨年の有馬記念などG1で4勝。2着に敗れたが、同期牝馬のウオッカと昨年の天皇賞・秋では大接戦を演じるなど好敵手としてならした。
同馬の戦績は12戦8勝(2着4回)、生涯獲得賞金は7億8668万5000円(付加賞含む)だった。
▼大城敬三オーナーの話 引退という結果になって、大変残念に思う。スカーレットの2世が、またターフで活躍することを期待している。
▼松田国英調教師の話 これだけの馬ですので、引退することになったのは非常に残念。ダイワスカーレットの子どもたちが楽しみです。