ベスト末脚坂路最速タイラスト12秒2/皐月賞
2009年4月16日 06:00 若葉Sを快勝したベストメンバーは坂路の単走追いで4F52秒6~1F12秒2。手綱を取った四位は引き揚げてくるやいなや「いいですね」と宮本師に感触を伝えたように、文句なしの最終調整だ。
最後までしっかり追われ、ラスト1Fのタイムはこの日、栗東坂路に入った延べ911頭で最速タイ。末脚自慢らしく最後まできっちり伸びた。宮本師も「見ての通りです。若干余裕のある体だったし、ビシッとやってもテンションが上がる馬じゃないから」と満足げに話した。
坂のある阪神、中山で全3勝をマーク。「このメンバーだとスローは考えづらいでしょう」(宮本師)と流れも向きそうだ。ハイペースを差し切った中山・寒竹賞の勝ち時計2分0秒7はメンバー最速とスピード決着にも不安はない。「何とか3強にひと泡吹かせて、ダービーの頃には“4強”にしてもらいたいね」と力を込めた。