【新潟記念】ナリタクリスタル“キラリ”逆転夏王者!
2010年8月30日 06:00 劇的な逆転Vだ。サマー2000シリーズ最終戦「第46回新潟記念」は1~8着までが0秒2差にひしめく大激戦となったが、ナリタクリスタルが好位から伸びて重賞初V。シリーズポイントを13に伸ばし、優勝した。幸騎手は03年ダービーレグノ以来、同レース2勝目。木原師は重賞初制覇を飾った。
【レース結果
】
夏の王者を決めるにふさわしい手に汗握る直線の攻防。ナリタクリスタルが二枚腰、いや三枚腰を発揮して、し烈な追い比べを制した。サマー2000シリーズのポイントは王者の最低条件ちょうどの13ポイント。逆転でチャンピオンの座に就いた。
レース後、ライバル馬の騎手が「あの馬はかわせると思った」と口をそろえたように、決して手応えはよくなかった。好位でレースを進めたが、手綱を取っていた幸も「きょうは少しズブかった」と振り返ったように、3角ですでに手が動いたほど。4角3番手から直線ではいったんポジションを下げかけたが、右後方からトウショウシロッコに詰め寄られると、その度に伸び返した。幸は「よく頑張ってくれた。先頭に立ってやめようとしたが、ずっと半馬身後ろぐらいに馬がいたのがよかった」と勝因を口にした。
管理する木原師は24回目の挑戦でうれしい重賞初制覇。「勝ってから“そっか、重賞だったんだな”と気付いた。直線は長い方がいいだろうと思っていたが、長く感じたね。心臓に良くないわ」と苦笑いまじりに語った。
これまでは小回りコースに良績が集中していたが「狭いところに突っ込んでいかなかったりするところがあるし、小回りだと位置取りが後ろになるので、広い馬場の方がいい」と幸。陣営の期待通りに広いコースで結果を出したことで、今後の展望が大きく開けた。
今後はひと息入れる予定だが、木原師は天皇賞・秋(10月31日、東京)挑戦について「なきにしもあらず」と視野に入れている。「ずるさが抜けると、もう少し楽に競馬ができると思う。まだいっぱいいっぱいの競馬じゃないからね」と話すように、伸びしろは大。夏の終わりにキラリと輝いたクリスタルが、秋にさらにその輝きを増すに違いない。
◆ナリタクリスタル 父スペシャルウィーク 母プレシャスラバー(母の父ペンタイア)牡4歳 栗東・木原一良厩舎所属 馬主・オースミ 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績19戦6勝 総獲得賞金1億5484万4000円。
<万哲 勝負強さ発揮!>新潟記念の「スポニチ祭」が29日、新潟競馬場内のテラスプラザで行われた。◎ナリタクリスタルの万哲予想が1面を飾った新潟版の紙面を手にしたファンが1レース前から駆けつけ、先着500人の大抽選会は午前9時の受け付け開始から1時間で定員に達する大盛況ぶり。レースも万哲の予想通りにナリタクリスタルが快勝。「競馬はスポニチ」を新潟のファンに強くアピールした。
