2020年03月29日 中京11R 第50回高松宮記念
4歳上OP 指定 国際 定量 芝・1200m
春のスプリント王が決定するGⅠ
中央競馬は今週から本格的な春のG1シリーズに突入。先陣を切るのは「第50回高松宮記念」。春の短距離王決定戦に快速自慢が顔をそろえた。新王者の誕生なるか、それともタワーオブロンドンが秋春スプリントG1連覇をなし遂げるか。激戦必至の組み合わせ。
ダノンスマッシュは休み明けのオーシャンS快勝で弾みをつけた。父ロードカナロアと同じく年を重ねて成長。5歳春を迎え、充実ムードを漂わせている。1番人気4着に敗れた昨年のリベンジを期す。
タワーオブロンドンはオーシャンS3着で始動。当時はダノンスマッシュより2キロ重い別定58キロを背負っていた。当然、叩いた上積みがある。
モズアスコットは新型コロナウイルス騒動で豪州遠征を見送り、ここに切り替えた。フェブラリーSで芝ダートG1制覇を達成。二刀流でチャレンジを続ける。アウィルアウェイは古馬になってパワーアップ。今ならG1でも。
【枠の傾向】馬場関係なく内枠有利!12年以降の優勝馬8頭中6頭は「1桁馬番」
高松宮記念は馬場状態に関係なく、内枠が強い!!コースが改装された12年以降の優勝馬8頭中6頭は「1桁馬番」。最も外枠で勝ったのはダイアトニックの父ロードカナロアの11番。底力の違いで不利な枠を克服した形だ。スタート直後に3コーナーのカーブを迎える中京1200メートルはコーナーで外に振られがちな「中~外枠」の馬より、ロスなく立ち回れる内枠が有利。また、優勝馬の最終4コーナーの位置は「2~7番手」。逃げも決まりにくい半面、前にいないとVに届かない。
【血統の傾向】カナロア産駒は勝率22.7% 4頭出しで父子V期待
ダイアトニックの父ロードカナロアは13年高松宮記念など短距離G1・5勝の名スプリンター。産駒はアーモンドアイ、サートゥルナーリアなど万能型もいるが、1200メートルでも当然活躍。17年以降の中京芝1200メートルの種牡馬別成績(別表)はディープインパクトに次ぐ2位。勝率22.7%は傑出している。高松宮記念は産駒4頭出し。父子Vの期待が高まる。
【パドックのツボ】
タワーオブロンドンは力感あふれる馬体。堂々と伸びやかに歩くのが特徴。ダノンスマッシュはシルエットはシャープに映り、切れ者の印象。オーシャンSで増えた体を維持できれば理想的。グランアレグリアは遠征した阪神カップで2人引きでテンションが上がることなく、リズム良く歩けていた。中間の体は増加傾向で当日減るようだと逆に気掛かり。ダイアトニックは前走が抜群の毛ヅヤ。見栄えは常にいいタイプだ。
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